さりげなく励ますことの大切さ

健康自慢で一度も病気になったことがない人に、病人のつらさや苦しみは理解できません。病気になって初めて分かることがたくさんあるといわれています。医者や看護師の場合、患者を診るプロであることは間違いありませんが、プロであればあるほど専門性が高くなり、スキルで対処する傾向が強まるようです。病気を治療するのが最終目的ですから、患者さんを見ないで病気を見るというアプローチを取りがちだそうです。プロの専門家なら、それが当然かもしれません。
しかし、人間は故障した機械ではありません。修理が必要な個所を抱えているのは生身の人間で、余計な感情や性格、情緒などのソフトが搭載されているのです。しかもこのソフトは、時として病気の症状の変化にも影響を及ぼすといわれています。故障した機械の修理と比べると、それだけやっかいになります。気持ちの弱っている病人は、とかく悲観的になりがちです。物事を悪い方向、嫌な方向に考えてしまう傾向があるのが特徴です。病室にいると、周囲は当然病人ばかりで、話題の多くが病気に関すること、お見舞いに来る人も病気についての話しが中心。つまり、四六時中病気だらけの環境に置かれます。これでは、楽観的になれというのも無理な話でしょう。そんな心が沈みがちな患者を励ますことが出来る最も身近な存在が看護師です。まさに白衣の天使の面目躍如といったところでしょう。悲観的でひねくれた病人でも、看護師の明るい元気な声掛けや優しい一言がどれだけ安心感を与えるでしょう。プロの医療従事者の看護師だからこそ、その言葉に重みがあります。単なる慰めではない、心のこもった一言を心掛けることが大切です。

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